CR(意識覚醒)―Consciousness Raising コンシャスネス・レイジング フェミニストカウンセリングのグループアプローチ研修を受講して
- fcsakai2
- Mar 28
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2月22~24日 3日間のCR研修を初めて受講した。7名の参加メンバーとファシリテーターを含めた計8名のグループでの語り合い。最初はお互いに緊張と戸惑いを感じながらのスタートだった。しかし、研修が進むにつれて、「もう少しこのメンバーとこの時間を共有したい」という気持ちが芽生えていった。メンバーが語る体験や感情に耳を傾けるうちに、自分の感情が動くのを感じ、その思いが自然と言葉となって表れた。今まで話さなかった過去の出来事や体験が自然に口をついて出て、その時の感情を思い出し言葉にしていた。とても不思議で心地よい体験だった。メンバーは私の話を受け止めてくれて、温くて深い共感が、さらに自分を解放してくれる感覚を与えてくれた。
その体験は、講義で教わった「CRはフェミニストとしての感受性を高め、女性への共感性を育む場であり、自分を無理なく知ることができる場所である」ということ、まさにそのとおりの体験だった。そして自分を大切にしなければ、真に自分らしく生きることはできないと感じた。
CR研修を通じて、メンバー(女性)の心の中には共通するジェンダー規範があり「personal is political(個人的なことは政治的なこと)」という言葉の意味を改めて実感した。個人の問題だと思っていたことが、実は多くの女性が抱える共通の課題であり、社会的な影響を受けている。メンバーひとりひとりが歩んできた人生やその中での苦しみ、葛藤など、同じ女性として共感できることがたくさんあり、それらの体験が私に力を与えてくれたように思う。 <arare>

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