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がさつ、ぐうたら、ずぼら


12週間の里帰り出産を終えて、娘(次女)が関東の自分の家に帰った。

娘と一緒にわが家へやってきた2歳半の孫は、里帰り中、日頃、保育園でいろいろ楽しいことをしているのに、ばあばの家からはお友だちもいる保育園へは通えず、つまらないし、生活ペースもつかめない。(週2、3日は一時預かりの保育園を娘が探して行かせてはいた)

娘自身、思いついたら即、動くタイプではあったが、孫はそれに輪をかけたような子で、娘なりにいろいろ考え、育児に取り組んでいることが伺えた。けれど、発熱して体調を崩して無理を言ったり、出産時の入院中など、じいじ、ばあばもなかなかハードな日々だった。

子どもなんて、けっして親の思う通りにならないもので、大人の理屈が通じるわけがなく、でも少しずつ、善悪やルールが通じる‘人’になれるように伝えながら、出来るだけ危なくないよう日々を一緒に暮らしていくことが親の出来ることなんだろうと思う。

娘が帰る前に少しゆっくり話す時間が持てて、いくらかは私自身の経験や思いを話すことができた。帰ってしまってから、ふと思いついて私の支えになった本を、ネットで娘の家を送付先にして購入した。

伊藤比呂美さんの「良いおっぱい悪いおっぱい(完全版)」。「がさつ、ぐうたら、ずぼら」で(が?)いいんだよ、というメッセージが印象深い本である。


伊藤比呂美さんの一連の育児エッセイが連載されていたのが、「プチタンファン」という雑誌だった。覚えているのが、何人かの育児中ママの、一日の生活の様子やリアルな家の中の様子を記載した記事。「あぁ、片付かなくて、当たり前だよね」と思えた記憶がある。

確か「プチタンファン」だったと思うのだけど、蔦森樹さんの記事?連載(だとしてもあまり長くはなかったような)?があり、それをきっかけに私は様々な出会いを得た。

(「子どもの友」も読んでいて、読者からの投稿欄に育児サークルなどの参加者募集があり、そこからもいろいろなところに参加するきっかけをもらった)

今はネットでいろんな場所、出合いがあるのだろう。


「良いおっぱい悪いおっぱい」を娘がどう読むかは分からない。もし良い出会いとなってくれたらうれしいが、そうでなくても全然構わない。

娘なりにいろんな人やモノに出会っているだろうし、出会っていってくれるだろう。

軽く話したことがきっかけになることもあるし、求めていってやっと出会えるものもある。時には出会いたくなかったものに出会ってしまうこともあるかもしれないけれど、それも一つの経験にはなると思う。

人はいろんな出会いの中で生きていくのだと思う。

                                     (彩)



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